関東に来て、もうすぐ2年になります。この地域での暮らしもすっかり慣れて我が家が心地よくなってきました。2年前の今頃は夫から「東京へ転勤になった。」と告げられ、頭の中が真っ白になったのをよく覚えています。なにしろ、仙台に来て1年半しか経っていなかったので、仕方ないですよね…
少し慣れ始めた頃の転勤…辛かったです。
我が家は東京に転勤になりましたが、居住地は千葉県になります。始めは東京へ転勤=都内に住むという考えだったので、都内の物件を探していたのですが、東京の家賃相場はやはり高かったです。
夫の職場から家賃補助はありますが、それでも、家計的にもう少し家賃を抑えたいと考えていました。
そこで、居住範囲を都内に絞らず通勤可能な範囲で隣接する県に広げた結果、家賃を2~3万低くすることができました。
東京に転勤になった方で、きっと私と同じような状況の方もいると思います。そこで、今回は都内に通勤可能な範囲で住みやすい千葉県内の地域について比較・検討していきたいと思います。
通勤可能な範囲の基準は?
基準は人によって様々なのですが、ここでは公共交通機関を使用して30分~1時間以内としたいと思います。
浦安市
浦安市は千葉県の北西部に位置する市です。市内の4分の3が埋め立て地となっています。東京ディズニーリゾートがある市で全国的にも有名です。
東京へのアクセスは?
西に旧江戸川を隔てて東京都江戸川区と隣接していて、主要な駅はJR京葉線、武蔵野線「新浦安」「舞浜」東京メトロ東西線「浦安」になります。
JR、地下鉄共に、快速が停車する駅で、どちらを利用しても約20分で都内まで行くことができます。
駅周辺の雰囲気
東京メトロ東西線が通る「浦安」駅付近は「元町エリア」に位置しています。下町の雰囲気が残る町なみです。住宅が多く、駅周辺にはスーパーや飲食店が沢山あります。
そして、東京湾側にある「新浦安」駅付近はニュータウンのような街なみで、大きなマンションや新興住宅が立ち並び、ファミリー層に人気の町です。
「新浦安」駅は比較的新しく作られた駅のため、駅近くには大型ショッピングモール「MONA新浦安」や「atre新浦安」「イオン新浦安ショッピングセンター」があり、買い物には困りません。
子育て支援
浦安市は都内までの交通アクセスが良好なため、ファミリー層が多く子育て世代が多い印象です。
特に東京湾側は広く、大きな公園が沢山あり子どもと遊ぶ場所に不自由なく生活できます。
保育園、小規模保育園、認定こども園が次々と開園されています。市立幼稚園は3年保育となっています。
※待機児童数については市のホームページをご参照ください。
ちなみに引っ越しの手続き等で沢山利用する浦安市役所は浦安市内の駅、「浦安」「新浦安」「舞浜」よりバスで約10分近くかかります。駅直結ではないので、少し不便に感じる方もいるかもしれません。
ここで、千葉県独自のサービスをお伝えします! ~子育て優待カード(チーパス)~
こちらは「子育て応援!チーパス事業」として千葉県が発行している子育て優待カードです。
「チーパスの店」(協賛店)でこのカードを掲示すると色々な子育て支援サービス(割引や子どもへの景品など)を受けることができます。
家計に助かる素敵なサービスですね!
令和3年4月からは電子版チーパスがスタートし、スマートフォンやタブレット端末でも使用できるようになり、さらに便利になりました。
家賃相場
浦安市のファミリー向け(2LDK以上)の家賃相場は19.71万円です。(※引用:LIFULL HOME’S)
都内へ隣接しているため、千葉県内では高めとなっています。
市川市
市川市は千葉県の北西部に位置する市で人口は約50万人となっています。南には浦安市があり、西には江戸川を隔てて東京都江戸川区、葛飾区と接しています。
東京の都心まで約10~20㎞圏内に位置しているため、都内への通勤・通学の便の良さからベッドタウンとなっています。
東京までのアクセスは?
東京までは、東京メトロ東西線、都営新宿線、JR総武線、JR京葉線、JR武蔵野線、京成電鉄、北総電鉄などでアクセス可能です。都内までの電車の乗車時間は約15分~20分となっています。
非常に多くの路線で都内までのアクセスが可能となっていて、通勤・通学にとても便利です。
駅周辺の雰囲気
東京メトロ東西線が通る「南行徳」「行徳」「妙典」駅付近は徒歩圏内にスーパー、ドラックストア、公園、クリニック等が充実しています。「行徳」「妙典」駅近くには交番があるため、治安も良いです。公園が多いので、子どもが多い印象です。
JR総武線、都営新宿線が通る「本八幡」は駅近くにスーパー、クリニックが入る医療モールに加え、飲食店も充実しています。
市川市役所(本庁舎)は本八幡駅が最寄り駅なので、近くに住むと手続き等はとても便利になりますね。
本八幡駅は市川市北部にあります。市川市の南部(南行徳、行徳、妙典エリア)に住む予定の方は行徳駅から徒歩圏内にある行徳支所の利用が便利です!転入手続きやマイナンバーカードの手続、保育施設の入園手続き等が行えます。
「市川」駅付近もスーパーやクリニック、ドラックストア等生活する上で必要な商業施設が揃っています。駅から徒歩10分程度歩くと住宅街になり、企業の社宅や賃貸マンション、タワーマンションがあります。駅付近とはまた違い静かな雰囲気です。
子育て支援
市川市は都内への交通アクセスが便利で、ベッドタウンとなっていて、また、人口も50万人以上と多いです。ファミリー層が多く、ファミリー向けの分譲マンションも多く建てられているため、子どもが多い印象です。子育て支援施設も沢山あり、様々なイベントが開催されています。
保育園・幼稚園情報に関しては、待機児童が多いと言われている市川市ですが、浦安市と同様、近年は次々と新しい保育園が開設されています。認定こども園の数は浦安市よりも少ないです。(2023年2月現在)
また、市立幼稚園は2年保育となっています。
※待機児童数に関しては市のホームページを参照してください。
家賃相場
市川市のファミリー向け(2LDK以上)の家賃相場は13.71万円です。(※引用:LIFULL HOME’S)
駅近物件など、条件によっては多少高くなるかもしれませんが、東京都内に比べると安いですね。
松戸市
松戸市は千葉県の北西部に位置する市で人口は約50万人です。西側は江戸川を挟んで東京都葛飾区、江戸川区と隣接し、南側に市川市があります。
東京までのアクセスは?
JR松戸駅から東京へはJR常盤線で約30分で着きます。しかも乗り換えなしで都内までアクセスできるので大変便利です。
駅周辺の雰囲気
JR松戸駅周辺は「イトーヨーカドー」「ダイエー」「アコレ」など、スーパーが充実しています。また、「セリア」「ダイソー」等100円shopも駅近にあります。
ウエルシアやマツモトキヨシも駅近くにあるため、生活に必要な物は大体揃えられそうですね。
引っ越しでは生活していく上で細々とした物を購入するのに、意外に100円shopにお世話になることが多いので、便利ですね。
JR新松戸駅周辺も「マックスバリュエクスプレス」や「イオンフードスタイル」「アコレ」などスーパーが充実しています。また、駅から徒歩圏内に「マツモトキヨシ」が3店舗あり、生活に必要な物は駅付近で調達可能です。
因みに、マツモトキヨシの本社があるのもこの地域になります。
マンションが多く、子どもが多い印象です。
子育て支援
松戸市は都内まで乗り換えなしでアクセスできることから、ベッドタウンとなっています。
そのため人口も約50万人と多く、子育て世代が多いです。
松戸市は市が子育て支援にとても力を入れています。2022年は7年連続待機児童ゼロを達成し、
特に保育園入園が難しい0~2歳の受け入れを進めるため、小規模保育園の数を増やしており、市内の全23駅近くに小規模保育園があります!(市のホームページより)
近年は1歳になる前から保育園に通園を考える家庭も増えましたよね。時代の変化、市民のニーズに応えようと、このような取り組みがされるのは本当にありがたいですね。
また市のホームページによると市内全ての小学校に学童保育が設置され、夏休み・冬休み等長期休暇時でも午後7時まで預かってくれるとのことです!
家賃相場
松戸市のファミリー向けファミリー向け(2LDK以上)の家賃相場は13.59万円です。(※引用:LIFULL HOME’S)
市川市とあまり変わらない家賃相場となっています。
まとめ
今回は都内に通勤可能な範囲で住みやすい千葉県内の地域について比較・検討しました。今回お伝えした3つの市はどの市も都内への通勤・通学が便利です。東京へ転勤になった方、ぜひ、ご検討されてみてください。この記事がお役に立てると嬉しいです。
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